ASUS(エイスース)のスマートフォン「Zenfone 4 Max(ZC520KL)」が、2019年8月に、android 8.1 (Oreo)が配信され、12月にアップデートしたので、改めて、Zenfone 4 Maxの基本仕様の紹介と、Oreoにアップデートした使用感について紹介したいと思います。
Zenfone 4 MAX の基本仕様
Zenfoneの名前の由来は、日本の「禅」からきているそうです。ASUSは台湾のメーカーですが、心に平和をもたらす、無駄のない美しさ」をイメージした事からとか・・・
Zenfone 4 MAXの基本仕様は、下記の様になっています。
項目 | 仕様 |
---|---|
OS種類 | Android 7.1→8.1 |
CPU | Snapdragon 430 MSM8937/オクタコア |
内蔵メモリ | ROM 32GB RAM 3GB |
外部記録 | microSDXCメモリーカード/256G |
外部インターフェース | microUSB,イヤホンジャック |
バッテリー容量 | 4100 mAh |
大きさ(幅x高さx厚み) | 73.3×150.5×8.7 mm |
重量 | 156 g |
画面性能 | 5.2 インチ/1280×720/IPS液晶 |
カメラ | 背面メインカメラ:1,300万画素 背面2ndカメラ:500万画素広角カメラ 前面:800万画素 |
カラー | ネイビーブラック/サンライトゴールド/ローズピンク |
センサー | 加速度センサ/電子コンパス/光センサ/近接センサ/GPS位置情報 |
認証機能 | 指紋認証 |
ネットワーク | Bluetooth 4.2/LTE(デュアルSIM)/無線LAN(802.11 b/g/n) |
お気に入りの機能
以前は、Galaxyを使用していましたが、私がZenfone 4 MAXを1年間使って、良いと感じた機能を紹介します。
バッテリー長持ち
それほど、大きくないサイズの割に、充電の心配から解放される大容量バッテリー(4,100mAhバッテリー)を搭載しています。
まずは、購入直後の何もアプリが入っていない状態、かつ、何も設定していない初期状態では、全然、バッテリーが減っていきません。メーカー曰くは、なんと最大37日間もバッテリーが保つといっています。
これは、おそらく全てのASUSスマホに標準機能されている、「自動起動マネージャー」 というのがあり、 メモリーとパフォーマンスの最適化する事で、バッテリーが減るのを押さえている様です。
しかし、使用し始めてからわかりましたが、この「 自動起動マネージャー 」が曲者(くせもの)なことが、直ぐにわかりました。このアプリは、他の常駐アプリをことごとく殺してくれる為、自動的に通知してくれるアプリが期待通りの動作をしてくれません。そのままだと、LINE・メールの着信通知や、ディスプレイの天気情報などが表示されません。
「自動起動マネージャー」で、個別に除外アプリを設定する事で、通常の使い方ができる様になります。
そうして、徐々に、私のアプリの電源消費率が高まっていきましたが、それでも、大容量バッテリーを搭載している事もあり、フル充電の状態で普通に出かけながら、ちょろちょろ、スマホを操作する程度では、バッテリー切れの心配は、ほぼありません。ふだん使いなら1・2日程度は、へっちゃらで、2日程度、ハードな使い方をすると、流石にダメですね。
この為、私の使い方程度では、予備の充電器を持ち歩く事が全く無くなりました。
さらに、このスマホは、「リバースチャージモード」という、充電器として使用できる機能があり、最初は、「すげー」と、息巻いていましたが、この1年間、一切、使用する事はありませんでした。やはり、一番大事なのは、スマホ自身のバッテリーという事ですね。
デュアルSIM
このデュアルSIMというのは、複数のSIM、つまり、電話番号を持ちSMS送信や通話をすることができ、通信回線も2種類を切り替えて使用する事が出来ます。
Zenfone 4 MAX は、同じ デュアルSIM でも、「DSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)」という、同時待ち受けも可能です。このDSDSに対応していないと、2つのSIMを毎回切り替えて使用する事になります。
私が、このスマホに変えた最も大きい理由でした。
なぜかというと、いまだに、ドコモのメールアドレスを変えるに至っておらず、通話用を兼ねてFOMA回線を維持しながら、MVNOの安いネットワーク回線を同時使用する為(音声SIMとネットワークSIMを同時利用する為)です。残念ながら、このFOMA回線も 2026年3月31日をもって、終了する事が、ドコモから発表されたので、残り6年以内には、変更するつもりです。
さらに、他社のデュアルSIMより、優れているところが、SIMを2枚指しても、さらにSDカードを使うことができます。他社のデュアルSIMの場合、2枚のSIMスロットのうち1つは、SDカードと兼用になっており、おまけ的な位置づけになっている事が多いので、そのあたりも、私が気に入った点になります。
豊富なカメラ機能
Zenfone 4 MAXに搭載されているカメラは、全部で3つです。
主に、景色などを撮影する背面は、メインカメラは1,300万画素と十分な画素数に加え、セカンドカメラは、メインカメラの 画角 がおおよそ2倍になる、120度の広角カメラを搭載しています。人間の視界が約140度であることを考えると、見える範囲に近い 画角 で撮影する事が出来ます。私は、眼鏡をかけているので、私の見える範囲をはるかに超えている状態です。
その他、約0.03秒の高速なオートフォーカスや電子式手ぶれ補正を搭載している為、片手でラフに撮影した写真もきれいに映っている事が多いです。
android 8.1(Oreo)使用感
先日、ファームウェアをアップデートしました。
1か月ほど、使用して気づいたことを紹介していきます。
andorid 8.1(Oreo)では、電池持ちとパフォーマンスの改善がされていると聞いていましたが、使っていてわかる程度の違いはありませんでした。
まずは、操作関係の違いですが、従来は 、ホーム画面のスワイプアップで、「ホーム画面の管理」へ遷移していましたが、Oreoでは、直接アプリ一覧を表示できます。また、設定メニューがカテゴリーごとに区分けされました。
通知機能については、個人的には使いにくくなった感じです。常駐アプリ系のアイコンがずっと通知エリアに表示されてしまうので、若干のわずらわしさを感じます。その変わり、一定時間後に再通知する「スヌーズ」や、指定時間に通知キャンセルできる「タイムアウト」、重要な通知をわかりやすく表示する機能などが強化されていますが、それほど、便利な機能という印象はありません。
また、androidには、ずっと昔からアプリのアップデートが止まる問題が内在していますが、ファームウェアのアップデート後、それらの事象が顕著になったように思います。
あとは、日本で発売されるSIMフリースマホには、Android 8.0 Oreo から「緊急速報メール」が組み込まれる様になったようです。 基本的に SIM カードを挿しているだけで、緊急地震速報や弾道ミサイル発射の J アラート情報を受信できるようになります。設定メニューに「アプリと通知」の最下部に、「緊急警報」という設定が増えていました。
今回紹介した、アップデート後に機能については、Zenfone 4 MAXの仕様変更なのか、androidの仕様変更なのかは、正確ではないかもしれませんので、ご承知おきください。
まとめ
Oreoへのファームウェアアップデートは、ネットワーク経由ではできず、SDカード経由で実施しなくてはいけません。ASUSセキュリティの問題もありますので、そろそろアップデートしておくことをおすすめします。
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