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大手銀行の振込手数料を無料に!証券会社を活用する裏ワザで節約

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銀行間の資金移動(本人の口座間)、もしくは、他社への銀行振込を行う際に発生する振込手数料を、なんとか節約できないものかと考えていませんか。

ネットバンク系の銀行を中心に、一定条件を達成する事によって、その振込手数料が無料になる事がありますが、メガバンクでは、無料になる事はあまりなく、あっても、住宅ローンの借り入れやクレジットカードの発行など、適用条件が厳しめになっています。

今回の記事では、証券会社を活用する事で、メガバンク(ゆうちょ、三井住友、みずほ、りそななど)から他行への振込手数料を無料にする方法について紹介します。

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主要メガバンクの振込手数料

まずは、証券会社を経由せず、直接振込を行う場合の振込手数料について、説明します。

主要メガバンク(ゆうちょ銀行・三井住友銀行・東京三菱UFJ銀行 ・みずほ銀行・りそな銀行)の他行あて振込手数料、及び、手数料が無料になる手数料優遇制度については、下記の状況になっています。

各銀行とも、ネットバンキングを利用した際の手数料(税込み)で、比較しています(2020年1月16日調査)。

ゆうちょ銀行の振込手数料

インターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」を利用した、他行あて振込手数料です。

 5万未満:220円
 5万以上:440円

<手数料優遇条件>

なし。

他行に比べると、手数料優遇が無いのが、デメリットですが、振込金額の境界値が高い為、3万~5万までの振込を行う場合には、手数料が安いです

三井住友銀行の振込手数料

インターネットバンキング「SMBCダイレクト」を利用した、他行あて振込手数料です。

 3万未満:220円
 3万以上:440円

<手数料優遇条件>

SMBCポイントパックで所定の条件(外貨預金・投資信託など)を満たした場合に、一定回数、手数料が無料になります。

他行に比べると、手数料優遇の条件が低いように思います(利用者の状況による

東京三菱UFJ銀行の振込手数料

インターネットバンキング「SMBCダイレクト」を利用した、他行あて振込手数料です。

 3万未満:220円
 3万以上:330円

<手数料優遇条件>

スーパー普通預金(メインバンク プラス)から振り込みを行う場合、所定の条件(プラチナAMEXカード、住宅ローンなど)を満たした場合に、一定回数、手数料が無料になります。

他行に比べると、3万以上を振り込む場合の手数料が安いですが、手数料優遇条件は、若干厳しめの様に思います (利用者の状況による)

みずほ銀行の振込手数料

インターネットバンキング「みずほダイレクト」を利用した、他行あて振込手数料です。

 3万未満:220円
 3万以上:440円

<手数料優遇条件>

なし。

他行に比べると、手数料優遇が無いのが、デメリットです

りそな銀行の振込手数料

インターネットバンキング「 マイゲード 」を利用した、他行あて振込手数料です。

 3万未満:220円
 3万以上:440円

<手数料優遇条件>

なし。

他行に比べると、手数料優遇が無いのが、デメリットです

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証券会社の即時入金サービスについて

それでは、手数料を無料にする、証券会社の活用方法について説明していきます。

証券会社は、できるだけ多くの資金を投資してもらいたい為、銀行に預けている本人資金を証券会社へ、無料で資金移動できる仕組みが、ほとんどの証券会社で用意されています。この仕組みをうまく活用する事で、銀行から銀行への資金移動(振込相当)を、無料で行えます。

また、証券会社からの出金にも手数料がかからないことが多い為、この仕組みを利用する事で、銀行口座にある資金を他の銀行へ移動する事が可能です。

各証券会社のサービスを、まとめると、下記の様になります。

証券会社即時入金サービス
楽天証券リアルタイム入金
SBI証券即時入金
マネックス証券即時入金
カブドットコム証券ネット振込サービス
みずほ証券インターネット入金と
松井証券ネットリンク
大和証券(名称なし)
野村證券入金指示(Web入金)
SMBC日興証券インターネット入金
三菱UFJモルガン・スタンレー証券入金(カンタン振替)
ライブスター証券クイック入金

これらのサービスに優れている証券会社をピックアップしてサービスの内容を比較していきたいと思います。

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即時入金サービスで、振込手数料を無料に出来る銀行

いくら手数料が無料でも、対応している銀行がなければ、活用できません。

振込手数料を無料に出来る銀行(証券会社へ無料で資金移動できる銀行)を、数多く対応している証券会社は、下記の様になっています。

主要メガバンクの6社(ゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)については、どの証券会社においても対応しています。

主要メガバンクを含め、多くの金融機関に対応しているのは、松井証券・SBI証券・楽天証券の3社になります。

この3社の入出金サービスについて、説明していきます。

松井証券の入出金サービス

即時入金サービス(ネットリンク)に対応している銀行は、下記の17社になります。

  1. ゆうちょ銀行
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 三井住友銀行
  4. みずほ銀行
  5. りそな銀行
  6. 埼玉りそな銀行
  7. 楽天銀行
  8. ジャパンネット銀行
  9. 住信SBIネット銀行
  10. ソニー銀行
  11. セブン銀行
  12. スルガ銀行
  13. イオン銀行
  14. じぶん銀行
  15. 京銀銀行
  16. 近畿大阪銀行
  17. 福岡銀行

即時入金サービス(ネットリンク)のサービス概要

自身の銀行口座から、振込手数料無料で、自身の証券口座に即時に入金することができるサービス。振込手数料は無料です。 提携金融機関にてインターネットバンキングの契約が必要です。

利用時間に制限があるのと、15時以降は、当日中の入金ができません。

<対応端末>

PC・スマートフォン

<利用時間>

  • 06:00~15:00
  • 17:00~翌02:00
  • 03:00~05:30

※ 15:00以降の入金手続きは、翌営業日付の入金

出金サービス

証券会社から、銀行へ出金するサービスについて、説明します。あらかじめ、出金先金融機関の登録・変更手続きが必要ですが、インターネットバンキング画面より変更が可能です。

松井証券は、即時出金、翌営業日出金の2種類が選べます。

<即時出金>

  • 手数料:1回の出金毎に300円(税抜)
  • 利用時間:営業日の09:00~14:50
  • 出金下限額:1回1万円以上
  • 1日あたりの利用上限:5回

< 翌営業日出金 >

  • 手数料:無料
  • 利用時間:06:00~15:30 翌営業日出金/ 17:00~翌02:00、03:00~05:30 翌々営業日出金
  • 出金下限額:1回1千円以上
  • 1日あたりの利用上限:1回

SBI証券の入出金サービス

即時入金サービス(ネットリンク)に対応している銀行は、下記の13社になります。

  1. ゆうちょ銀行
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 三井住友銀行
  4. みずほ銀行
  5. りそな銀行
  6. 埼玉りそな銀行
  7. 楽天銀行
  8. ジャパンネット銀行
  9. 住信SBIネット銀行
  10. セブン銀行
  11. スルガ銀行
  12. イオン銀行
  13. 近畿大阪銀行

1位の松井証券とは、ソニー銀行、じぶん銀行、京銀銀行、福岡銀行が対象外になっている点が異なります。

即時入金サービス(ネットリンク)のサービス概要

自身の銀行口座から、振込手数料無料で、自身の証券口座に即時に入金することができるサービス。振込手数料は無料です。 提携金融機関にてインターネットバンキングの契約が必要です。

<対応端末>

PC・スマートフォン・携帯電話

<利用時間>

メンテナンス時間以外は、特に制限なし。

※ 15:00以降の入金手続きは、翌営業日付の入金

出金サービス

証券会社から、銀行へ出金するサービスについて、説明します。あらかじめ、出金先金融機関の登録・変更手続きが必要ですが、インターネットバンキング画面より変更が可能です。

ただし、 各営業日午前4:00時点におけるご変更内容について、翌日未明以降に変更手続きがされる為、直ぐには変更する事が出来ません。

  • 手数料:無料
  • 利用時間:営業日 ~15:30 翌銀行営業日出金 / 営業日 15:30~ 翌々銀行営業日出金
  • 出金下限額:制限なし
  • 1日あたりの利用上限:制限なし

楽天証券の入出金サービス

即時入金サービス(リアルタイム入金)に対応している銀行は、下記の12社になります。

  1. ゆうちょ銀行
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 三井住友銀行
  4. みずほ銀行
  5. りそな銀行
  6. 埼玉りそな銀行
  7. 楽天銀行
  8. ジャパンネット銀行
  9. セブン銀行
  10. スルガ銀行
  11. イオン銀行
  12. 近畿大阪銀行

2位のSBI証券とは、SBI証券の系列である、住信SBIネット銀行が対象外になっている点が異なります。

即時入金サービス(リアルタイム入金)のサービス概要

自身の銀行口座から、振込手数料無料で、自身の証券口座に即時に入金することができるサービス。振込手数料は無料です。 提携金融機関にてインターネットバンキングの契約が必要です 。

利用時間に制限があるのと、15時以降は、当日中の入金ができません。

<対応端末>

PC・スマートフォン・携帯電話

<利用時間>

  • 6:00~翌3:00(営業日翌日)
  • 7:40~15:30,17:15~翌7:30(営業日)

※ 15:00以降の入金手続きは、金融機関によっては、翌営業日付の入金

出金サービス

証券会社から、銀行へ出金するサービスについて、説明します。あらかじめ、出金先金融機関の登録・変更手続きが必要ですが、インターネットバンキング画面より変更が可能です。

ただし、 出金口座の変更については、1週間ほどかかります。

  • 手数料:無料
  • 利用時間:営業日 ~15:30 翌銀行営業日出金 / 営業日 15:30~ 翌々銀行営業日出金
  • 出金下限額:制限なし
  • 1日あたりの利用上限:5回
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結局、どの証券会社を使えばよいか?

SBI証券が若干使いやすい印象ですが、今回、 ここで紹介した証券会社(松井証券・SBI証券・楽天証券)及び、方法だけでは、若干の利用時間や資金移動までの時間が多少の違いはありますが、大きく違いはありません。

さらに、ここで説明した内容は、本人口座間の資金移動という事が大前提となります。よって、基本的に振込先の銀行と同じ銀行及び、本・支店に口座を持っている必要があります(同一銀行内の振込は無料な場合が多い為)。

その為、これだけで考えると、振り込みたい銀行に自分の口座を保有する事が必須条件となってしまいますので、もう、一工夫が必要です。

そこで紹介したいのは、SBI証券と楽天証券です。

「SBI証券には、住信SBIネット銀行」、「楽天証券には、楽天銀行」というグループ会社が運営するインターネット銀行があり、この銀行と証券会社との資金移動には、無料で即時に資金移動ができる仕組みがあります

さらに、両銀行ともに、他銀行への振込手数料の無料枠が備わっており、それを活用すると、振込できる金融機関の制約がなくなります。つまり、振り込みたい銀行に、自分の口座を保有する必要が無くり、振込スピードも速くなるという訳です。

結論!

おすすめ① 楽天銀行+楽天証券

おすすめ② 住信SBIネット銀行+SBI証券

それでは、それぞれの活用パターンについて、具体的な解説をしていきたいと思います。

楽天銀行のマネーブリッチを活用

楽天証券・楽天銀行を経由した、資金移動は、下記の様になります。

マネーブリッジというサービスを使うと、楽天証券楽天銀行の口座連携が出来るため、リアルタイムで資金移動が可能です

営業日の15:30までは、リアルタイムに、即日、銀行Aから銀行Bへの振込が可能です。これが、最も早く、振込手数料がかからず無料で他行へ振り込む方法です。

また、楽天銀行は、ハッピープログラムに登録すると、最低、残高10万円で、月1回まで振込手数料が無料になります(残高等により回数上限が多くなります。最大3回)。残高10万円という敷居の低さに加え、マネーブリッジを使うと、普通預金の金利優遇があり定期預金並みになる為、普段使いの口座として利用するにも非常に優秀な口座です。

住信SBIネット銀行のSBIハイブリット口座を活用

SBI証券・住信SBIネット銀行を経由した、資金移動は、下記の様になります。

SBIハイブリット貯金というサービスを利用すると、 SBI証券と住信SBIネット銀行の共通口座を保有する事が出来ます。

SBIハイブリット貯金口座から直接、他行の口座へ振り込みはできない様ですが、自分の口座内振替はリアルタイムに行えるため、普通口座に振り替えた後、他行への口座振込が可能です。

スマートプログラムによって、無条件で、月1回まで振込手数料が無料です (残高等により回数上限が多くなります。最大15回) 。特に、ハイブリット口座と外貨預金については、残高が1円でもあれば、さらに上位ランクとなり、簡単に月3回まで振込手数料が無料とする事が可能です。

ただし、SBI証券の唯一のデメリットは、入金後は直ぐに「買付余力」として反映されますが、ハイブリット口座へ反映されるのが1日かかる為、当日中に他行への振込ができません。

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まとめ

結論に説明した、楽天銀行、楽天証券、SBI証券、住信SBIネット銀行の4つの銀行口座・証券口座は、すべて、保有しておくことをぜひおすすめします。

これらの銀行・証券会社は、他にも様々な優れたサービスがありますので、どちらかに絞るよりは、両方の口座を持っていた方が、多くのメリット(内容については、今後、別の記事で紹介させていただきます)があります。

それぞれの口座に、一定金額の資金を保管しておくことで、今回紹介した多少の時間的な制限事項を緩和できる為、さらに使い安く、振込手数料を無料にすることができますので、みなさんも、あらかじめ口座を準備されてはいかがでしょうか。

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