レストランやパーティーで提供されているローストビーフですが、元々、日本人はそれほど食べなれていないせいか、なぜか特別感を感じて、「難しそうな料理」との印象が強いかと思います。
もちろん、本格的なローストビーフは、非常に手の込んだ料理でもありますが、それほど難しい作り方をしなくても、簡単に本格的な味を再現できる方法があります。
今回は、特別な日でなくても、手軽にローストビーフをつくる方法についてご紹介します。
ローストビーフを作る道具
ローストビーフって、本来、どういう食べ物でしょうか?
ローストビーフの「ロースト」は、日本語では「炙る」です。
つまり、オーブンなどで、肉などをあぶったり蒸し焼きにしたりする料理です。電気式のオーブンが自宅にある方も増えてきていますが、オーブンを買ったときに、同封されている料理本なんかによく登場する料理です。
しかし、今回は、この家庭用オーブンすら利用しません。
今回、使う道具は、ご飯を炊く炊飯釜です。釜が無ければ、土鍋や炊飯器でも代用可能です。
私が使っているのは、HARIO ( ハリオ ) の「フタ が ガラス の 萬古焼 土鍋 ご飯釜」です。普段から、美味しいご飯をいただくべく、ご飯はガス炊きをしていますが、この釜は、他の土なべに比べて、非常に耐久性が高く使い勝手が良い為、長く愛用させていただいています。
ローストビーフの材料
このローストビーフで使う材料は、すごくシンプルです。
- 牛肉(モモ)
- ハーブ塩…少々
- コショウ…少々
- ガーリックパウダー…少々
私の記事では、用量はあまり示しませんが、お好みの目分量で十分に美味しい料理しか紹介しませんので、安心してください。
ローストビーフの作り方
ローストビーフの作成手順
それでは、ごはん釜をつかった、ローストビーフの作り方について説明していきます。
1.調味料を混ぜて、牛肉に揉みこみます。
ビニール袋に入れて、しばらく放置します。
ビニール袋は、ストローなどで吸い込み、空気をしっかりと抜いてください。
常温で2時間ほどが良いと思います。冷蔵庫から出した肉だと、後で、内部に程よい熱が伝わりにくくなり完全に生肉になってしまう場合があります。
釜に水を入れてお湯を沸かします。
沸騰しない程度の80度くらいのお湯で良いと思います。
火と止めて、釜に肉を投入し蓋をします。
落し蓋として皿などで、なるべく、肉を沈めて、肉全体がお湯に浸かるようにしてください。
ビニール袋からしっかり空気を抜いておかないと、空気が膨張してきて、浮かんできてしまうのと同時に、肉に熱が伝わりにくくなりますので注意してください。
約1時間ほど放置しておけば、ローストビーフの完成です。
ビニール袋に、肉汁がいっぱいでているので、そのままにせず、肉は取り出して、別のお皿や袋に保管しておきましょう。この肉汁は、次に説明するローストビーフのソースの材料として利用します。
これが、完成したローストビーフの断面です。
内部まで程よい感じで、火が通っていると、美味しそうなピンク色の断面になっていると思います。
ローストビーフに合うソースの作り方
先ほど、ローストビーフを作った際に、出てきた美味しいうまみ成分(肉汁)をベースに、ローストビーフに合う美味しいソースを作って行きます。
ソースの材料は、下記です。
- ローストビーフを作った際に出てきた肉汁
- 玉ねぎの擦りおろし(4分の1玉)
- ガーリックパウダー
- 酢
- ウスターソース
- 赤ワイン
- 醤油
- バター
- ハチミツか、砂糖
- 塩・コショウ
これもまた、分量はお好みでかまいません。常備されている程度の調味料だとは思いますが、全部の調味料がそろっていなくても、何とかなりますよ。
フライパンにソースの材料を入れて点火します。
バター以外のものをすべて入れてしまって構いません。
フライパンでじっくりと煮詰めてください。
最初は中火で、あとは弱火でじっくりと煮詰めてください。
塩コショウで味を調整して、最後にバターを加えて完成です。
まとめ
基本的には、ほぼ、ほったらかしで、こんなに美味しいローストビーフが完成します。むしろ、「今夜は、ローストビーフにしよう」と思い浮かぶことが重要ですね。
以外に、ご飯との相性が抜群なので、おつまみではなく、これ一つで、十分に食事として成立しちゃいます。
なお、牛もも肉(和牛)のカロリーは100g当たりでは246kcalと低く、脂質についても17.5gとかなりの低脂肪です。 アメリカ産では、さらに低く100g当たりのカロリーが182kcal、脂質が9.6g、牛肉の中でも牛ヒレ肉と並びダイエット向きな食品で価格も安いので、ありがたいですね。
栄養素に関しては、たんぱく質の代謝を助けたりお肌の美しさを守るバリア機能を高める働きを持つビタミンB6が豊富に含まれています。
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