スターバックスに、タリーズなど、街で美味しいカフェが増えていますが、 寒い冬も、熱い夏も、ついつい立ち寄ってしまいますね。街カフェのコーヒーは、見た目もおしゃれで、週末の気分転換には、ピッタリです。
一方、自宅で手軽にコーヒーを飲むと言えば、インスタントコーヒーを思い浮かべますが、コーヒー豆から本格的なコーヒーを淹れるのも、実は、やってみると以外に簡単なんです。
今回、ご紹介するコーヒーは、見た目だけではありません。街カフェに近いコーヒーを、自宅で再現する、安い・簡単・美味しいコーヒーの淹れ方について、詳しく紹介したいと思います。
美味しいコーヒーの概要
ここで紹介するコーヒーは、街中のカフェで売っている様な、カフェラテ風を目指します。
カフェラテとは、そう、あのフワフワの泡が上にのっている、おしゃれなやつです。
美味しいカフェラテ風コーヒーを作る結論は、ズバリ、コーヒー豆から淹れる!
この瞬間、えっ!?時間がかかるのでは?と思う人がいるかもしれませんが、ここで紹介する方法であれば、期待以上の本格的なカフェラテがご自宅で再現する事が出来ます。
詳しい再現条件は、下記の3点です。
この中で、一番ポイントとなるのは、「フレンチプレスで淹れる」です。
本来のカフェラテや、カプチーノは、 粗びきのコーヒー豆を、圧力をかけて抽出するエスプレッソ抽出したコーヒーを使用します。エスプレッソコーヒーは、コーヒー豆のすべて要素をそのまま抽出するのに対して、ドリップコーヒーは、一部の成分しか抽出できず、フィルター紙に、美味しい成分が吸着してしまう為、かなり味が異なるものになります。
また、エスプレッソ抽出は、専用の抽出マシーンが必要になりますが、一方、今回、紹介するフレンチプレスは、 ドリップコーヒーよりコーヒー豆の成分抽出できる方法の為、エスプレッソコーヒーに近い、味と風味を出すことができます。
それでは、普通のインスタントコーヒーを淹れる場合の手順と、美味しいカフェラテ風コーヒーを淹れる手順を比較してみると、下記の様になります。
「お湯を沸かす時間」「コーヒーを抽出する時間」に関しては、ほぼ待ち時間です。
実は、ほとんどの作業は、待ち時間で平行でできるので、完成までにかかる時間の差は約3分程度なんです。
むしろ、ドリップコーヒーと比較すると、むしろ短時間でコーヒーが完成すると思います。
美味しいコーヒーを作る為に必要な物
それでは、美味しいカフェラテ風コーヒーをつくるために、事前に必要となるものを紹介していきましょう。
特別に必要となるものは、下記の3つです。
- コーヒーミル
- フレンチプレス器
- ミルクフォーマー
まず、1つ目のコーヒーミル。
コーヒーミルは、コーヒー豆を粉状にする器具で、下記の様なものです。
画像は、手動タイプのものですが、電動タイプのものもあります。
1、2人分でしたら、手動タイプでも1分程度で擦れるので、よほど、せっかちでなければ、手動で十分だと思います。2000円~3000円程度が一般的な価格帯です。
続いて、2つ目。フレンチプレス器。
フレンチプレス器は、コーヒーを抽出するための器具で、下記の様なものです。
日本では、よく、紅茶を淹れる際に使われるイメージがありますが、 この器具の生まれはヨーロッパです。世界でもコーヒーの消費量が多い国で、もともとコーヒーを淹れるための器具だった様です。
紅茶用のものと兼用もできますが、ここは是非、コーヒー用を購入されることをお勧めします。紅茶成分は、洗うことで取れると思いますが、コーヒー成分は洗い落としきれないと思います。
価格は1000円程度のものからありますが、私は、お試し用に購入した1代目を壊してしまったので、直ぐに4000円程度のものを購入しなおしました。。
つづいて、3つ目。ミルクフォーマー。
ミルクフォーマーは、ミルクを泡立てる器具で、下記の様なものです。
器具により、泡立ちのきめ細やかさなどがいろいろ変わるようですが、私のような凡人には、そこまでこだわりはありません。基本的には、コードレスの電動のものがおすすめです。
100均一ショップでも「カプチーノミキサー」という名前で売られていますが、小心者の私は、回転速度が選べて、USB充電できるものを、1800円ほどものをネットショップで購入しました。
美味しいカフェラテの作り方
それでは、美味しいカフェラテの作り方を説明していきます。
下記の3点の準備は、よろしいでしょうか?
コーヒーの淹れ方、最初の工程(お湯沸かし、準備編)
下記の作業を、ほぼ同時に(順番に)始めていきます。
- ポットで、お湯の沸かす
- カップに入れて、ミルクを温める(電子レンジで約1分、 40~60℃)
- コーヒーミルで、コーヒー豆を挽く
基本的に、時間がかかる「お湯沸かし」、および、放置していく「ミルクを温める」をしている間に、コーヒー豆を挽いてください。
コーヒー豆を挽くのは、電動タイプのコーヒーミルだと一瞬でおわると思います。
コーヒーの淹れ方、第二工程(コーヒーの抽出とミルクの泡立て)
コーヒーを抽出する時間を使って、ミルクを泡立てていきます。
初めての場合は、同時は難しいかもしれませんが、簡単な作業ですので、2回目からは、十分に同時作業ができるはずです。
コーヒーの抽出
1.フレンチプレスに、コーヒー粉を投入
あらかじめ、準備していた、コーヒーミルで挽いたコーヒー粉を、フレンチプレス器の中へ投入します。
2.フレンチプレスに、お湯を注ぐ
フレンチプレス器に、 あらかじめ、準備していた、お湯を注いでいきます。
10gのコーヒーに約20ccが目安です。
お湯を注ぐ際には、勢い良く入れてコーヒー粉を対流させて、スプーンでかき混ぜると良いです。
3.フレンチプレスにシャフトをかぶせ、待機
シャフトをかぶせた後、キッチンタイマーなどをセットして、3分~4分程度、待機してください。
この間(3~4分の間)に、後述のクリームの泡立てを行います。
4.プッシャーを押し下げる
取っ手部分を押さえながらゆっくりとプッシャーを下に押し、シャフトを下げます。
いっぱい抽出しようとして、最後まで、押し下げすぎないようにしてくださいね。
あとは、カップに注げばよい状態になります。
ミルクの泡立て
1.ミルクをカップに注ぐ
泡立てる際に、容量が何倍にも増えるため大き目のカップを用意してください。
2.ミルクを泡立てていく
ミルクフォーマーをカップに差し込んで、ミルクの中に完全にいれて、ミルクフォーマーの電源を入れます。
3.ミルクの泡立て仕上げ
ミルクに空気が入り始めると、ミルクの容量が増えていきますので、ミルクフォーマーが出ない範囲で、上下に動かしていきます。お好みの量まで膨らんできたらスイッチを止めてください。
これで、フォームミルクの完成です。
これで、先ほどのコーヒーをコーヒーカップに注ぎ入れた後、その上から、泡立てたフォームミルクをゆっくりと注ぎ入れてください。
美味しいカフェラテ風コーヒーの完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?なれると、ものすごく簡単です。
今回は、あえてカフェラテ風と表現しますが、正確には、カフェラテではありません。 カフェラテ は、エスプレッソを使用します。エスプレッソとは専用の器具で気圧をかけて抽出したコーヒーです。
フレンチプレスは、コーヒー豆の全成分を抽出するので、やや濃い目に出来上がります。その為、ドリップコーヒーよりも、さらに、エスプレッソに近い状態のコーヒーになる為、ミルクと合わせるとカフェラテ風になります。
さらに、コーヒーを注いだ時に油のようなものが浮いていませんでしたか?ドリップコーヒーの場合、コーヒーのうまみ成分である、コーヒー豆の油性分が、フィルターに付着して無くなってしまう一方、ドリップコーヒーではしっかりと油分までいただくことができるのです。
今回は、説明しませんでしたが、「ラテアート」など、さらに楽しめる事が増えてきますので、皆さんも、フレンチプレスに挑戦していきましょう。
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