新型肺炎(新型コロナウィルス)が拡大していますよね。
様々な情報が飛び交っていますが、出来るだけ情報元がしっかりしている、自治体やお医者さんから情報を集めてみました。
※2020/03/08更新
中国の武漢市から大流行した、新型コロナウィルスですが、世界・日本への感染が拡大しています。
2020年2月1日、日本での感染者は、15人です。
2020年2月12日、現在、日本での感染者は、28人です。
2020年2月22日、現在、日本での感染者は、109人(死亡者1名)です。
国内居住者・・・85名(死亡:1名)
(北海道,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,石川健,愛知県,三重県,京都府,大阪府,奈良県,和歌山券,福岡県,熊本県,沖縄県)
チャーター機でも帰国者・・・15名
中国居住者・・・9名
2020年3月08日、現在、日本での感染者は、461人(死亡者6名)です。
北海道・・・98名
東京・・・73名
愛知県・・・70名
神奈川県・・・43名
大阪府・・・41名
その他・・・136名
中国居住者・・・18名
世界中で、105,820人(死亡者:3,558人)。中国で、80,652人です。
今後の感染拡大に備えて、新型コロナウィルスについて、様々な情報を調べてみましたので、紹介していきたいと思います。
新型コロナウィルス(COVID-19)とは
コロナウィルスは、顕微鏡でみた形状が王冠に似ていることから、ギリシャ語で王冠を意味する「コロナ」という名前が付けられました。
実は、そもそも、コロナウィルス自体は、昔から存在している一般的なウィルスなんです。
イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマなどの家畜に加え、キリン、コウモリ、スズメなど、それぞれの動物に固有のコロナウィルスがあり、様々な疾病を引き起こします。
人に感染するコロナウィルスは、6種類あることがわかっており、発熱や上気道症状を引き起こします。
そのうち、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスも含まれています。それ以外の4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)となっている、比較的、軽症な症状で済むウィルスの様です。
今回の新型コロナウイルス感染症(2019-nCoV)は、急性の呼吸器感染症です。中国の湖北省武漢市で、2019年12月以降、原因不明の肺炎患者が大量発生した事を期に、世界中に拡散を始めました。
感染源は、明らかにはなっていませんが、動物のコロナウィルスが、人へ感染するものに突然変異したものと考えられています。
感染率や死亡率という意味とは別に、今までに存在していない未知のウィルスという事もあり、感染方法や症状・治療方法など判明していない事が多い為、大騒ぎになっています。
新型コロナウィルスの被害状況
ジョンズ・ホプキンズ大学の研究者が作成している、新型コロナウィルスの拡散状況を地図に表したものが、解りやすいので、ご紹介しておきます。
最新の各国での感染者数や、時系列の変化などが確認できます。
新型コロナウィルス(2019-nCoV)の世界拡散マップはこちら
上記の段階(日本時間:2020年3月08日)で、感染者:105,820人、死者:3,558人)なので、計算上の致死率3.36%となっています。
ただし、感染者とは、「ウィルスに感染後、潜伏期間を経て、発症後した事で、病院で新型コロナウィルスと判定された患者数」の事ですので、現実の感染者数は、その数倍は感染している可能性があります。
2002年の11月に発生したSARSは、終息まで約8か月(感染者:8096、死者774人)かかっています。
新型コロナウィルスは、約1か月で、SARSと同じ感染者数となっており、非常に感染力が高いウィルスと言えます。一方で、死亡率は少ない傾向の様です。
新型コロナウィルス(COVID-19)の感染経路
一般的なウィルスの感染経路は、3つに分類されます。
- 接触感染
- 飛沫感染
- 空気感染
- 媒介物感染(蚊など)
現在、想定されている新型コロナウィルスの感染経路は、接触感染・飛沫感染の2種類の方法で感染すると言われています。
ここで、注意したいのは、感染と発症のメカニズムは、異なるという事です。
ウィルスが感染した後に、体の免疫細胞が、そのウィルスを撃退すると症状は発生しません。
接触感染
接触感染は、皮膚や粘膜の直接的な接触や、手すりやタオルなどのような物体の表面を介しての間接的な接触により、ウィルスが付着し感染することです。
新型コロナウィルスに関しては、皮膚のみでの感染力が無く、間接的に粘膜への接触する事で感染するとみられています。
飛沫感染
飛沫感染は、ヒトが咳やくしゃみをしたときに口から飛び出す小さな水滴により、ウィルスが付着し感染することです。
「クシャミをする」と約40,000個の飛沫が飛び散り、「5分間話す」「咳をする」と3,000個の飛沫核が飛び散るといわれています。
これは最大2メートルしか飛ぶことができない為、感染した人がいたとしても、その人から2メートル以上の距離を保てば感染しません。
潜伏期間
潜伏期とは、ウィルスに感染してから、体に症状が出るまでの期間のことで、ウィルスの種類によって異なります。
新型コロナウィルスの潜伏期間は、1~12.5(多くは、5~6)日間とみられていますが、14日間は健康状態を観察する必要があります。しかし、まだ、明確な情報となっていません。
潜伏期間中、体の免疫機能により、ウィルスが撃退され、発症しない事もあります。
潜伏期間中のさらなる感染拡大は、現在、明らかになっていませんが、感染拡大の速さから、潜伏期間中にも感染する事が疑われていますので、症状が出ていない人からも感染する可能性がありますので注意しましょう。
ちなみに、SARSの潜伏期間は、2~10日間(平均5・6日)で、潜伏期間中には、感染の心配は無いと言われています。
症状
新型コロナウィルスの初期症状は、「インフルエンザ」の症状によく似ています。
SARSやMARSのRSは、Respiratory Syndrome(=呼吸器症候群)です。この新型コロナウィルスも、現在、新型肺炎とも報道されており、呼吸器症候群の一種になります。まだ、正式名称はついていませんが、今後、○○RSという名称がつくのではないかと思われます。
初期症状は、一般的な風邪と変わりませんが、その後に、症状が悪化していきます。
免疫力が弱い高齢者や、高血圧・糖尿病・心臓や血管の病気、その他、免疫を低下させる持病を持たれている方が、重症化しているようです。最悪の場合、死亡します。
WHOの発表では、新型コロナウィルスの致死率は3%と発表されていますが、免疫力が高く、健康な人であれば、致死率は、それより低い致死率となります。
ちなみに、SARS、MARSの致死率は、
重症急性呼吸器症候群(SARS)の発症率: 9%
中東呼吸器症候群(MERS):59%
です。
また、一般的なインフルエンザの致死率は、0.001%で、高齢者0.03%と、高齢者の方が約30倍も高い致死率となっています。
予防方法
現在は、解明されていない事が多いですが、インフルエンザと同じ予防法が有効とされています。
一般的に、手洗い・うがい・マスクの着用する事が有効ですが、人混みを避ける・免疫力を上げるなども意識したほうが良いでしょう。
また、風邪の予防に対する信頼できる情報として、コクラン共同計画というものがあります。
コクラン共同計画とは、治療と予防に関する医療情報を定期的に吟味し、人々に伝えるために、世界展開している組織です。
コクラン共同計画から、『風邪予防に関する物理的介入の効果』というものが公表されています。
これらの公表内容を踏まえた、新型コロナウィルスの予防方法を解説していきます。
手洗い
先ほど紹介した、コクラン共同計画(67件の研究データを集めて大規模なメタ分析を行った成果)で、調査した結果、最も効果的な予防は、手を洗うことでした。
手を洗う時間は、20~30秒を目安にしましょう。
手洗い後は、清潔な乾いたタオルで水分をしっかりとふき取りましょう。
手洗いは、基本的には、石鹸を利用してください。アルコール消毒剤も手を洗うのと同じくらいの効果があるので、洗い場が無い外出先でも安心様に、携帯する事もオススメです。
また、濃度70~80%に調整された消毒用アルコールを使い、ドアノブなど手洗い前の手で触れやすい部分を毎日、拭き掃除するのも有効です。
うがい
風邪の予防としてうがいが有効であると言われてきましたが、うがいには科学的な予防効果の根拠が証明されていません。
インフルエンザウイルスは、口や喉の粘膜に付着してから、細胞内に侵入するまで20分位しかかからないので、20分毎にうがいを続けること自体が、無理かつ非現実的であり、 ウイルスは鼻の奥で増殖するので、喉のうがいは全く意味が無いとも言われています。
各公的な機関からの情報にも、うがいの説明が掲載されていません。
- 厚生労働省が作成している予防啓発ポスターには「うがい」の文字がない。
- 首相官邸公式ウェブサイトや報道にもない。
- 世界保健機関の風邪予防方法にも「うがい」は紹介されていない。
むしろ、うがいよりも、20分おきに水分補給をする事が有効とされています。水分補給する事により、感染部分についているウイルスを洗い流してしまおうということです。
ウイルスは消化器官内に入ると分解されるので、感染・増殖することはありません。
マスク
マスクの着用は、様々な効果があります。
飛沫感染の防止
マスクが最も効果を発揮するのは咳やくしゃみなどの飛沫感染の防止です。風邪やインフルエンザ患者は1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出すると言われています。
患者がマスクをつけることでこれらを含んだしぶきによる周囲の汚染を減少させることができるのです。
鼻やアゴが出ていたり、隙間が空いていたりすると、効果が薄れるので注意しましょう。
また、取り扱いを間違えれば、かえって感染を招く可能性もあります。
マスクには、口腔内を保湿する効果があります。咽頭が乾燥すると免疫機能の働きが落ちる為、マスクを着用すると、もし、ウィルスを吸い込んだとしても、予防効果を高める事が出来ます。
また、マスクには、ウィルスをもらわないだけではなく、広めない効果もありますので、ちょっとした風邪と思っても、必ずマスクを着用しましょう。
接触感染の防止
もう1つ、マスクをつける効果として、接触感染の防止があります。
感染者の飛沫や糞便に由来するウイルスは、体外に排出された後すぐに死滅するわけではありません。
感染者が口や鼻を触るなどして手にウイルスを付着させ、その手で触った物が感染源となり、汚染物に触れた他人が、その手で自身の口や鼻を触ると、接触感染となります。
マスクの選び方
マスクのろ過性能を表す指標として、BFE試験/PFE試験というものがあります。
BFE試験は、細菌ろ過効率(0.3μm粒子の遮断率)。PFE試験は、微粒子ろ過効率(0.1μm粒子の遮断率)を示しています。
例えば、BFE95%とは、0.3μmより大きい粒子は、95%カットできるという意味です。
飛沫は、0.3~0.5μmの大きさですが、コロナウイルス自体の大きさは直径0.1μm程度と非常に小さいです。
BFE試験だけでは、ウィルスを防止できませんが、現在、新型コロナウィルスは空気感染が無い事を考えると、BFE試験を通過しているマスクでも、十分に予防効果があります。
その他、米国労働安全研究所(NIOSH)が認 定している、N95マスクというものがありますが、試験粒子(0.3㎛)以 上を95%遮断できるマスクです。非常に性能が良いマスクですが、息苦しい為、実用向きではありません。
日本でマスクの品質を定めている「全国マスク工業会会員」という機関があります。
「全国マスク工業会会員」から認定するJHPIAマークは、全国マスク工業会の定める『マスクの表示・広告自主基準』と『衛生マスクの安全・衛生自主基準』を遵守した会員が生産したマスクにつけられていますので、購入する際に確認されるとよいでしょう。
マスクが無い場合
最近は、既にマスクが品切れ状態にありますが、マスクが無い時の対処方法としては、厚生省のホームページに下記の2つの方法が紹介されています。
厚生省ホームページ(咳エチケット)は、こちら
①ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う
②上着の内側や袖(そで)で覆う。(手に付けない)
人混みをさける
何よりも、最大の感染防止は、人と接触しない事ですが、誰とも接触しないと日常生活も成り立ちませんので、出来るだけ、人混みを避けるようにしましょう。
そして、呼吸は、鼻からしましょう。
鼻の免疫システムは優れており、口よりも加湿効果もあります。その為、鼻の粘液がウィルスを防御してくれる可能性が高まります。
加湿
一般的な風邪に関しては、低温と乾燥は感染率を上昇させると言われています。
同様の研究報告が分析データとして多々上がっています。
免疫力を上げる
免疫力が低下している高齢者や、病気を持っている方の致死率が高いことから、新型ウィルスに感染しても発生の予防に関し、免疫力の向上が重要なようです。
現在、確立しているSARSの治療薬も、症状の緩和と、免疫力の向上を行う薬によって、治療しているとの事からも、効果を期待できると思います。
食事
ビタミンDは体内で生成されるホルモンで、太陽を浴びる事で生成され、免疫力を向上させます。
ビタミンDを活性化させるためにが、マグネシウムが必要とされていますが、一般的に、マグネシウムは血液検査では、測定されない項目の為、不足している事に気づいていない人が多い様です。
マグネシウムは、 海藻類・アボカド・ナッツ・アーモンド・種・ばなな・ぶろっこりー・きのこ類・魚の油・ニガリ(豆腐)などに含まれ、摂取量の約30%が腸から吸収されます。
ただし、マグネシウムはおなかを壊し安い為、一度に大量に摂取しにくい成分です。
おなかを壊し安い人は、 マグネシウムオイル・スプレーなどを使用した、経皮皮吸収という方法もあるようです。お風呂に、エプソムソルト(=硫酸マグネシウム)を入れる方法もあります。
その他、亜鉛飴というのも、良いそうですね。
なお、昔から、風邪の予防には、ビタミンCが良いと聞いていましたが、予防にはあまり効果は無い様ですが、発症後に働くリンパ球がビタミンCを必要としている為、クエン酸、梅干しなどの良質なビタミンCを補給すると良い様です。
あとは、一般的に言われる、衛生的で、栄養バランスの取れた食事が重要との事です。
体温
免疫力を高めるには、対応を温める事が重要です。
皆さんが、風邪をひいたときに、熱がでるのは、自分の免疫力を高める為に、体が反応している現象です。
体から発する熱だけに頼っては、パワー不足となり、体力が低下して、免疫力にも影響してきますので、温かいお風呂などで、しっかりと、体を温めましょう。
体が冷えやすい人は、カイロを使用する事をおすすめします。
カイロが無い時には、ドライヤーで温めるだけでも、体が温まります。
また、漢方薬だと、風邪薬としておなじみの「葛根湯」は、体を温める事で、風邪を予防する効果を期待している漢方薬です。
あとは、お風呂で体を十分に温めてから、冷水を10秒~30秒ほどかぶる事で、体の内部から発熱を促進する事が出来ます。なれないと、厳しいですが、実験結果からの発熱効果は証明されている様です。
運動
早歩きの散歩など、中程度の有酸素運動を行う事で、体温の上昇と、血流を高める事が出来ます。
血流を高める事で、血液に含まれるリンパ球を、全身の隅々まで対流させる事で、免疫力を向上させることが出来るそうです。
コクラン共同計画では、運動する事により、感染力が35%に低下したとの報告がなされています。
睡眠
睡眠と大きく関係するホルモンとして、免疫増強作用のあるメラトニンというものがあります。
メラトニンの免疫力により発がんを抑制したり腫瘍細胞を攻撃し排除することが研究や実験で示されている様です。
しかし、睡眠をとると、メラトニンが増えるのではなく、睡眠環境を整える事が、メラトニンを増加させ、免疫力が向上します。
メラトニンは、生体リズムいわゆる体内時計に依存しており、昼間は分泌が抑えられ夜間に多く分泌されます。脳深部の松果体(しょうかたい)という部位から規則正しく分泌されて深部体温や脈拍・血圧を低下させて体が眠るための準備を整えてくれます。
朝日を浴びて、体内時計を毎日リセットする事が、良い睡眠とメラトニンを増加させる方法となります。
メラトニンの分泌量は5〜6歳でピークを迎え、年を重ねると共に減少してしまいます。血液検査をすると高齢者はメラトニンが微量しか分泌されていません。この事も、新型コロナウィルスの死亡率が高齢者が高い原因でもあるようです。
米国では栄養補助食品・サプリメントとして販売されており、店頭で処方箋なしに誰でも容易に手に入りまが、日本ではメラトニンを製造販売することは現在認められていません。
人以外の感染
新型コロナウィルスは、人から人へ移りますが、動物を経由して感染する可能性もまだ否定はされていません。
発生源である中国・武漢市では、野生動物の市場が多くあり、 ほとんど規制されていない違法な野生生物の取り引きがされています。
ウィルス分析結果からコウモリ由来のゲノム配列がみられ、蛇を宿主に、コウモリ→蛇→人へ感染する様に変異したとみられています。
明確に解明されるまでは、いぬ・ねことの接触などで、かまれない様に注意しましょう。
治療方法
有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、免疫細胞を活性化させる対症療法を行います。
抗ウィルス薬は、3種類に分類されます。
- ウィルスが体内に入るのを防止する
- 体内に入ったウィルスが増殖するのを防止する
- 体内に入ったウィルスが対外へ出るのを防止する
既に、抗ウィルス薬が開発されているSARSにおいても、「2.体内に入ったウィルスが増殖するのを防止する」症状と免疫細胞を活性化させる対症療法の薬となっています。
一般的に、ワクチンが開発されるには3か月くらいかかると言われており、さらに、その後に数か月の臨床試験が行われます。
さらに、ワクチンが開発されたとしても、政府要人や、医療関係、電力など社会インフラ関係者が優先して配布されるため、一般の人たちにワクチンが回るまでには、かなりの時間がかかります。
また、コロナウィルスの特性から、4月~5月にピークを迎え、気温・湿度が高まる7月頃に終息するとみられている為、今年のワクチン接種は、ほぼ期待できないと考えて、自分で可能な対策を講じておく事をおすすめします。
2020年1月31日に、 国立感染症研究所が新型コロナウイルスの分離に成功したと発表しました。分離とはウイルスを増やすことで、抗ウイルス薬やワクチンの開発、検査キットの製造を進めることができるようになります。
PCR検査とは
PCRは、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略語です。
ウィルスは、核酸の種類によって、DNAウィルスとRNAウィルスに大別されます。
- 遺伝情報の伝達において機能するDNA(デオキシリボ核酸)
→壊れにくく、増殖が遅い - タンパク質合成において機能するRNA(リボ核酸)
→壊れやすく、増殖が速い
コロナウィルスは、RNAウィルスになります。
PCR検査は、微量のDNA断片を増幅して検出する方法で、検体に含まれるRNAをDNAに変換して増幅できれば陽性となります。何も増幅されなければ陰性となります。
現時点で、新型コロナにおけるPCR検査精度は、明らかになっていません。
新型コロナウイルスは2種類のタイプに分かれ、感染力が違う可能性があると、北京大などの研究チームが、中国の英文科学誌ナショナル・サイエンス・レビューに発表した。
もし、2種類のタイプがあるとすると、正しく、検査できない可能性もあります。
PCR法の他に、SARSでも使用されているLAMP法という検査方法が検証中のようです。それが実現されると、検査結果が得られる時間が2~3時間短縮されます。
これまで、PCR検査は、保険適用外であったため、厚生省からの指示がなければ、検査が実施できませんでしたが、2020年3月6日に保険適用されたことで、直接、民間の検査施設にて、検査できるようになりました。
まとめ
新型コロナウイルス関連肺炎の発生について、厚生労働省の電話相談窓口を1月28日(火)から設置されました。
感染が疑われるときには、いきなり病院へは行かずに、厚生省コールセンターや保健所へ相談してください。
また、インフルエンザと異なり、いきなり病院へ行っても、患者側の要望で検査をしてくれません。 医療機関から疑似症として保健所に届出後に、指定された場所でのみ検査される事になるので、余計な体力を使わぬように焦らずに行動しましょう。
厚生労働省コールセンター:03-3595-2285 (9時から18時)
厚生労働省が2月17日に発熱などの症状が出た場合の相談・受診の目安を公表しました。それによると、一般の人は、下記のどちらかに当てはまる場合とされています。
(1)風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日以上続く
(2)強いだるさや息苦しさがある
新型コロナウィルスは、ほぼ、解明されていないウィルスですので、常に、信用ある情報機関からの最新情報に注意しましょう。
コメント