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定期預金の利息計算を学ぶ!税金がかからない定期貯金の賢い預け方

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定期預金の利息にも、税金が引かれているって、ご存じですか。

ゼロ金利・マイナス金利時代なので、わずかしかもらえない利息にさえも、 20.315% もの税金がとられているんです。

給与振り込み、各種引き落としに必要な普通口座や、貯蓄用にとなる定期預金口座など、皆さんも複数個の銀行口座をもっていますよね。

少しでも、金利の高い銀行へ預けようと思っても、定期貯金の金利は、メガバンクで0.01%程度、ネット銀行で0.04%程度となっています(2020年2月現在)。

特別金利キャンペーンでも、スルガ銀行ANA支店で0.25%となっています。

実は、何も考えずに、そのまま貯金してしまうと、利息に対する税金が取られてしまうんです。

今回の記事は、まとまったお金を預けるときに役立つ、わずかな利息に発生する税金(20.315%)を0円にする方法を紹介します。

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銀行金利の仕組み (利息の計算方法)

まずは、銀行にお金を預けた際の利息計算の方法について、説明します。

預金金利と利息の基本

基本的な利息計算(税引き前)は、下記となります。

利息(税引き前)=利率(年)×預入期間÷365日

例えば、

100万円を短期1週間定期利率0.4%へ預けるとすると利息計算は

100万×0.4%(利率)×7日÷365日=76円(76.71円)

となります。

ここで、利息計算でポイントとなるルールが3つあります。

利息計算のポイント
  • 小数点は、切り捨てとなる
  • 1か月は、月により変動する
  • うるう年の場合は、日割り日数が変わる

小数点は、切り捨てとなる

あまり説明が要らないと思いますが、この利息計算後に小数点が切り捨てられます。

1か月は、月により変動する

定期預金は、1か月、6か月定期というものがありますが、1か月の定義は、カレンダー通りの計算となり、30日とか31日とか決まった日数で計算されている訳ではありません。

例えば、預入期間が、1か月の場合、

12月1日から12月31日までは、31日間
2月1日から2月28日までの29日間

ただし、預入した月により、利息が変わりますが、損・得にはあまり関係しないと思います。

キャンペーン金利など、特定の預入期間により優遇金利が設定されている場合は、なるべく日数の多い期間の方が得することはあります。

うるう年の場合は、日割り計算が変わる

月と同様に、年に関してもカレンダーどおりの計算となります。

通常年であれば、365日ですが、うるう年は、当然1日長く預入している訳ですから、1日分だけ利息は多くなります。

具体的な計算方法は、

通常の場合:100万×0.4%(金利)×365日÷365日=4,000円
うるう年の場合: 100万×0.4%(金利)×366日÷365日=4,010円

分母が365日(365日で割る)のがポイントですね。

この例では、1日分の利息に相当する10円の差になります。

利息にかかる税金の計算

定期預金の税金は、貯金で発生した利息に対して、所定の税率が掛けられて算出されます。

実際の計算式は下記となります。

税金=利息×国税15.315%+利息×地方税5%

もっとも知られていないのは、復興税です。国税のうち0.315%が復興税にあたります。

復興税は、東日本大震災からの復興に当てる財源の確保を目的として所得税、住民税、法人税に上乗せするという形で徴収されます。 2013年(平成25年)から2037年(令和19年)までの25年間にわたり課税されます。

Wikipedia

利息の20.315%税金として持っていかれるというのが簡単な理解ですが、 国税と地方税は別々に計算がされ、それぞれの少数を切り捨てて合算した金額が税金となります。

税引前利息100円のケースで考えると、

100円×15.315%+100円×5%=20円(15.315円+5円)

となります。

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税金がかからない預け方

それでは、利息を最大限にする、具体的な方法を説明します。
注目点は、先ほど説明した、小数点以下の切り捨てを上手に活用する方法です。

税金をゼロにする(自動計算機付き)

結論から説明すると、

税金は小数点切り捨てなので、税引前の利息が6円を超えなければ、各税金は1円未満となり税金がかかりません。税金がゼロになります。

利息が6円の税金

利息6円×国税15.315%+利息6円×地方税5%
= 国税0.92円+地方税0.3円
=国税1円未満+地方税1円未満
つまり、税金は、ゼロ円です。

下記の金利計算ツールで、利息が6円以下(税金がゼロ円)になる預け額を、いろいろとシュミレーションしてみましょう。

定期預金の利息計算機

それでは、いくつかの具体例を挙げて、最適な預入金額を算出してみましょう。

1週間(7日間)、年利0.3%の場合

利息が6円(税金がゼロ)になる最大預入額は、125,143円になります。

1か月(31日)、年利0.3%の場合

利息が6円(税金がゼロ)になる最大預入額は、23,549円になります。

1年(12か月=365日)、年利0.2%の場合

利息が6円(税金がゼロ)になる最大預入額は、3,000円になります。

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銀行へ預ける場合の注意点

キャンペーン金利

銀行各社では、新規口座開設や、ボーナス時期、退職金などに、特定の条件に該当する場合、優遇金利が適用される場合があります。

3カ月の短期間で、金利5%
300万以上で、0.35%

などのものもあります。

ここで、注意したいのは、ほとんどの優遇金利キャンペーンは、自動継続になっており、自動継続後の金利は、通常の定期預金の金利に戻ってしまいます

満期を忘れてしまう人が多いので、満期になったら放置をせず、新たな運用先を検討しましょう。

ちなみに、自動継続となっても、通常の定期預金は、違約金などを払う必要なく、解約可能です。通常は、その期間の利息計算が、普通預金と同じ金利で計算されますので、元本が減る事はありません。

仕組貯金

一部の銀行では、仕組貯金というものを提供しています。

仕組貯金は、一般の預金より高い金利が期待できますが、商品内容により、銀行側が満期日を選択できる権利を持っていたり、為替相場によって払戻時の通貨等がきまったりなど、制約を受ける貯金です。

貯金という名前がついていますが、一定のリスクを伴う「デリバティブ取引」が組み込まれている為、十分に注意しましょう

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まとめ

通常、銀行が表示している金利は、税金を引かれる前の年利を「大きく表示」しています。そして、小さな字で、税金引き後の年利を表示しています。

年利0.25%であれば、税引き後は、年利0.199%という事になりますね。

今回の「利息にかかる税金をゼロにする(かからない)」裏ワザは、貯金額が少額であれば、手続きの手間に比べて、無意味と感じる人も少なくないと思います。

しかし、まとまったお金を預ける場合、貯金額が500万円だとするとどうでしょうか?

500万を利息0.25%で預けると、利息が12,500円ですが、そのうち2,539円も、税金を納めなければいけません。

窓口で申し込むのは、気が引ける人もいるかと思いますが、ネット銀行からのWeb申込や、積立預金であれば、手続きの手間を軽減する事が出来ますので、みなさんも、まとまった金額を預ける場合には、ぜひ、挑戦してみてください。

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